Japanese
English
論述
骨肉腫の肺転移に対する治療法—とくに開胸手術の意義について
A Role of Thoracotomy in the Treatment of Metastatic Osteosarcoma
梅田 透
1
,
高田 典彦
1
,
保高 英二
1
,
沢田 勤也
2
,
関 保雄
2
,
石田 逸郎
2
,
桑原 竹一郎
3
,
遠藤 富士乗
4
,
藤田 正
4
Tohru UMEDA
1
1千葉県がんセンター整形外科
2千葉県がんセンター呼吸器科
3千葉県がんセンター病理
4千葉大学整形外科
1Division of Orthopedic Surgery, Chiba Cancer Center Hospital
キーワード:
骨肉腫
,
osteosarcoma
,
肺転移
,
pulmonary metastasis
,
開胸手術
,
thoracotomy
,
全身化学療法
,
systemic chemotherapy
Keyword:
骨肉腫
,
osteosarcoma
,
肺転移
,
pulmonary metastasis
,
開胸手術
,
thoracotomy
,
全身化学療法
,
systemic chemotherapy
pp.917-927
発行日 1983年9月25日
Published Date 1983/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906815
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はじめに
近年,骨肉腫に対する治療成績はAdriamycin(ADR),High dose Methotrexate(HD-MTX)を中心とする系統的全身化学療法の効果により著しい向上を示しつつある14).しかし一方,全身化学療法に抗して治療経過中,肺転移の出現をみることは多く,また多くの骨肉腫患者も肺転移により死亡している.我々は骨肉腫治療成績のより一層の向上には整形外科の立場からも肺転移巣に対する治療,とくに開胸手術についての正しい認識をもち,その適応と評価を行うことが重要と考えた.
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