Japanese
English
論述
骨肉腫の肺転移:その増殖と進展の特異性と治療成績
Metastatic Ostcosarcoma to the Lung: An Analysis of Its Growth and Proliferation Pattern and Surgical Treatment
関 保雄
1
,
福間 誠吾
1
,
沢田 勤也
1
,
石田 逸郎
1
,
田中 文隆
1
,
高田 典彦
2
,
桑原 竹一郎
3
Yasuo SEKI
1
1千葉県がんセンター呼吸器科
2千葉県がんセンター整形外科
3千葉県がんセンター病理
1Division of Thoracic Diseases, Chiba Cancer Center Hospital
キーワード:
骨肉腫
,
osteosarcoma
,
肺転移
,
pulmonary metastasis
,
multimodal treatment
,
肺部分切除
,
partial resection of the lung
Keyword:
骨肉腫
,
osteosarcoma
,
肺転移
,
pulmonary metastasis
,
multimodal treatment
,
肺部分切除
,
partial resection of the lung
pp.103-109
発行日 1982年2月25日
Published Date 1982/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906479
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はじめに
骨肉腫の肺転移には,その他の悪性腫瘍の肺転移とは異なった特徴を見ることができるが,肺転移の成立,転移巣の増殖と進展の様相は,原発腫瘍の生物学的性状に由来すると考えられる転移巣の態度,さらに転移の場である肺の構造と機能の特徴によって規定されるとしてよいであろう.
骨肉腫の肺への転移が,これらの因子によって修飾され,特異性を表現するか,さらに肺転移巣に対する治療計画に及ぼす役割について,臨床的な立場から検討するとともに,骨肉腫肺転移に対する外科治療の適応と成績について考察を加えた.
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