特集 上位頸椎部の諸問題
総括
V.腫瘍,カリエスの部
原田 征行
1
Seiko HARADA
1
1弘前大学医学部整形外科学教室
pp.375-377
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906727
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本セッションの座長を千葉大学井上教授と私がつとめさせていただいた.このセッションは脊椎腫瘍,脊髄空洞症,脊髄腫瘍,カリエスなど,広範な疾患が含まれたため,全体としての討論はできなかった.
上位頸髄腫瘍については複雑な臨床像を呈けることから診断上の問題がありこの点について各演者からの報告と討論があった.上位頸髄腫瘍,大後頭孔腫瘍の定義についても論じられたが,この部位の腫瘍の診断には脳神経内科,脳神経外科,神経放射線科の協力が必要であり,また頭蓋内操作も多く,手術には脳神経外科の協力も必要であると痛感された.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.