Japanese
English
論述
脊柱側彎症における術前矯正訓練法について—特発性側彎症におけるブランコ法の効果の検討
Preoperative Traction and Exercise in Scoliosis. Results of Modified "Vidal" Technique in Idiopathic Scoliosis
佐々木 邦雄
1
,
角田 信昭
1
,
黒瀬 真之輔
1
,
谷村 俊次
1
,
原田 博文
1
,
王 享弘
1
,
丸井 俊一
2
,
秋山 徹
2
Kunio SASAKI
1
1総合せき損センター
2九州大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Spinal Injuries Center
キーワード:
脊柱変形
,
spinal deformity
,
特発性側彎症
,
idiopathic scoliosis
,
術前訓練
,
preoperative traction
,
ブランコ法
,
modified "Vidal" technique
,
ハリントン法
,
Harrington instrumentation
Keyword:
脊柱変形
,
spinal deformity
,
特発性側彎症
,
idiopathic scoliosis
,
術前訓練
,
preoperative traction
,
ブランコ法
,
modified "Vidal" technique
,
ハリントン法
,
Harrington instrumentation
pp.447-457
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906542
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はじめに
脊柱側彎症の手術的矯正および固定術を行うに際しては,神経合併症を生ずることなしに可及的最大の矯正および永続的な矯正位固定を獲得することが目標となる.
1962年Harringtonがdistractionおよびcompression rodよりなるHarrington instrumentation systemを発表して以来11),側彎症の手術的治療は以前のcast correctionのみの時代よりさらに矯正および固定力ともに進歩した.その後現在に至るまでHarrington法(以下Ha法と略す)は広く普及している.Ha法使用の手術的治療の経験が多くつまれるようになり,最近では高度でないカーブ例においては術前矯正を行わない方法,何らかの術前矯正後Ha法を行う方法と2つの考え方があるようである.
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