Japanese
English
手術手技シリーズ 脊椎の手術・32
胸椎および胸腰椎の手術 側彎症に対する手術—ハリントン法
Surgical Treatment of Scoliosis: Harrington Instrumentation
鈴木 信正
1
Nobumasa Suzuki
1
1済生会中央病院整形外科
1Department of Orthopaedics, Saiseikai Central Hospital
キーワード:
脊柱側彎症
,
scoliosis
,
ハリントン法
,
Harrington instrumentation
,
segmental spinal instrumentation
,
棘突起wiring
,
spinous process wiring
Keyword:
脊柱側彎症
,
scoliosis
,
ハリントン法
,
Harrington instrumentation
,
segmental spinal instrumentation
,
棘突起wiring
,
spinous process wiring
pp.1409-1421
発行日 1985年12月25日
Published Date 1985/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907310
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はじめに
Paul Harringtonによって創始され,ポリオ流行に伴って,多数の麻痺性側彎症患者が発生した1950年代に改良を重ね,1962年に発表されたHarrington instrumentationは1,2),現在では脊柱側彎症に対する手術療法として主流をなし,広く認められている.又側彎症のみならず,脊椎骨折,脊椎転移性腫瘍等幅広い応用がなされている.一方,近年の劇的なSegmental Spinal Instrumentationの発展を待つまでもなく,その術式には種々の改良,変法が加えられ5),現在に至っている.著者は,昭和56年1月より昭和60年6月までに,156例のSpinal Instrumentationを施行し,うち側彎症例は82例ある.Harrington法を行ったものは63例,Luque法は19例である.ここでは著者が,現在行っている側彎症に対するHarrington Instrumentationの術式について詳述したい.
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