Japanese
English
臨床経験
脊髄損傷褥創部より発生した皮膚癌の1例
The squamous cell carcinoma developed in a decubitus ulcer of spinal cord lesion patient: A case report
足沢 国男
1
,
奈良 卓
1
,
青山 和義
2
,
鈴木 渉
3
,
佐藤 徹
4
Kunio TARUSAWA
1
1岩手医科大学医学部形成外科学教室
2岩手医科大学医学部整形外科学教室
3岩手労災病院外科
4岩手労災病院整形外科
1Department of Plastic & Reconstructive Surgery, Iwate Medical University Hospital
pp.714-717
発行日 1979年7月25日
Published Date 1979/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905957
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はじめに
脊髄損傷患者の褥創は受傷後の看護によつて,その発生予防が可能である.しかし一旦発生した褥創は難治性であるのが特徴であるが,これまで褥創より皮膚癌が発生したとの報告例は極めて少ない.
最近,わたくしたちは脊髄損傷患者の褥創部に皮膚癌が発生し,癌性悪液質で死亡した1症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
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