Japanese
English
調査報告
糖尿病患者における頸椎後縦靱帯骨化の疫学的調査
Studies of the prevalence of the ossification of the posterior longitudinal ligament of the cervical spine in diabetic patients
川岸 利光
1
,
原田 征行
1
Toshimitsu KAWAGISHI
1
1弘前大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedics, Faculty of Medicine, Hirosaki University
pp.718-722
発行日 1979年7月25日
Published Date 1979/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905958
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はじめに
頸椎後縦靱帯骨化症(以下OPLL)は1960年,月本の報告以来注目され,厚生省後縦靱帯骨化症調査研究班によると本邦では約4,000例報告されている.
OPLLは中年以後に多く発症し,特に本邦に多くJapanese diseaseともいわれているが,その病因についてこれまで退行変性,外傷,Ca代謝異常,HLA抗原,内分泌など多くの推論がなされているが未だ不明の点が多い.我々はOPLLが糖尿病患者に多発することに注目し,病因究明の一手がかりとして,主に糖尿病との関連を疫学的に検討した.
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