Japanese
English
臨床経験
踵骨隆起摧裂骨折の7例
Avulsion fracture of the calcaneus: A study of 7 cases
井原 秀俊
1,2
,
加茂 洋志
1,2
,
前川 正幸
1,2
Hidetoshi IHARA
1,2
1九州労災病院整形外科
2現在:国立別府病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kyushu-Rosai Hospital
pp.276-281
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905875
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踵骨骨折は日常しばしぼ見受けられるが,その内で隆起部の摧裂骨折は稀であるといわれてきた.諸外国の報告をみると,全踵骨骨折の中でその占める頻度は,Böhler 180例中1例0.5%,Rothberg 80例中1例1.02%,Rowe等154例中4例となつている.当院においては,1970年4月〜1978年3月までの8年間に踵骨骨折97例(うち片側性89例,両側性8例)を経験しているが,そのうち7例7.2%に睡骨隆起の摧裂骨折を経験したので考察を加えて報告する.
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