Japanese
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臨床経験
慢性関節リウマチにおける膝関節の臨床病態—膝病変と「レ」線変化
Clinical study on rheumatoid knee. Knee deformities and roentogenographic changes
忽那 龍雄
1
,
岡本 勉
1
Tatsuo KUTSUNA
1
,
Tsutomu OKAMOTO
1
1熊本大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kumamoto University Medical School
pp.269-275
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905874
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はじめに
慢性関節リウマチ(以下,RAと略す)において,膝関節は好発関節のひとつであり,罹患後,特に荷重関節であるために,各種の病変が日常生活動作を著しく障害し,外科的療法の適応となる事も少なくない.このようなRA膝を合理的に管理するには,種々の病態を充分把握しておく必要があろう.近年,RA膝に対する外科的療法,特に,人工膝関節置換術などについての報告は多い.しかし,本邦におけるRA膝の臨床病態の把握は充分とはいえない.そこで,私たちはdefiniteならびにclassical RA患者61名120膝関節について,臨床的および「レ」線学的な面から,これらRA膝の臨床病態を明らかにすべく検討を加えたので報告する.
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