臨床経験
腰椎機能的ミエログラフィーについて
松葉 健
1
,
吉田 宗彦
1
,
原 貞夫
1
Takeshi MATSUBA
1
1国立水戸病院整形外科
pp.952-957
発行日 1976年10月25日
Published Date 1976/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905419
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腰椎椎間板ヘルニアに対するミエログラフィーは造影剤の幾多の進歩をみて,欠かせざる検査法として現在広く普及している.しかし,従来行なわれている方法は静的な像よりその高位,大きさなどを診断するのみでヘルニアが単なる突出であるか,嵌頓しているか,あるいは還納性があるかどうかについて他覚的に証明することが困難であった.最近われわれは水溶性造影剤を用い腰椎の前・後屈運動時のミエログラフィー(機能的ミエログラフィー)を行なってみたところ興味ある知見をえたので報告する.
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