臨床経験
水溶性造影剤Methylglucamine IothalamateおよびMethylglucamine Iocarmateによるミエログラフィーの副作用について
杉浦 皓
1
,
吉田 徹
1
,
加藤 晋
1
,
見松 健太郎
1
Koh SUGIURA
1
1刈谷豊田病院整形外科
pp.968-973
発行日 1973年11月25日
Published Date 1973/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904915
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はじめに
最近我が国においても水溶性造影剤による腰仙部ミエログラフィーが普及の徴を見せてきた.
本法の最大の利点は繊細でかつ十分な濃度の像,殊に腰神経根レリーフが得られることであり,次に完全に吸収されることが挙げられよう.一方主な欠点としては造影剤が完全に無毒ではないために術後6〜8時間の半坐位を余儀なくされ,このために腰椎穿刺後頭痛(Post lumbar puncture headache)が高頻度に見られること,および時として主に下半身のつつぱりないし痙攣を見ることが挙げられよう.
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