特集 腰部脊柱管狭窄の諸問題
腰部脊椎管狭窄の概念とその診断について
佐々木 正
1
,
細川 昌俊
1
,
中川 智之
1
,
三倉 勇閲
1
,
鵜飼 茂
1
Tadashi SASAKI
1
1済生会中央病院整形外科
pp.712-723
発行日 1976年8月25日
Published Date 1976/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905385
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Verbiest(1954)がA Radicular Syndrome from Narrowing of the Lumbar Spinal Canalと題して7症例の報告をしてから腰部脊椎管狭窄という病態が注目され始め,本邦でも最近5,6年この病態に関心が深まつて来ている.
今回,われわれはこのような病態が主病因と思われる28例を中心として,晒骨標本18例と水溶性造影剤による脊髄造影で腰部脊椎管狭窄のない50例を参考とし,腰部脊椎管狭窄の概念とその診断について述べてみたい.なお,28例中20例に広汎椎弓切除を施行している.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.