論述
リスフラン関節の脱臼および脱臼骨折
浦野 良明
1
,
脇田 吉樹
1
,
加茂 洋志
1
Yoshiaki URANO
1
1九州労災病院整形外科
pp.825-834
発行日 1973年10月25日
Published Date 1973/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904894
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リスフラン関節の脱臼および脱臼骨折は,比較的まれであるが最近,自動車事故,産業災害の激増により,増加の傾向を示している.我々は1958年から1972年までの14年間に14例の症例を経験したので,その発生機序,治療,合併損傷などについて検討し,文献的考察を加え報告する.リスフラン関節脱臼は,いわばAnatomic Entityであり,その解剖学的構築が,発生機序・治療法・予後に大きな意義をもつ(第1図).
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