シンポジウム 移植皮膚の生態
移植皮膚の感覚獲得
難波 雄哉
1
Katsuya NANBA
1
1長崎大学医学部付属病院形成再建外科班
pp.835-840
発行日 1973年10月25日
Published Date 1973/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904895
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緒言
皮膚の感覚は,皮膚がもつ種々の生理的機能の中でも,量も重要なものの一つで,これにより物の性状を判断したり,外的刺激にたいする防御を可能にしている.
したがつて,移植された皮膚の感覚獲得については,感覚出現の速度,感覚獲得に影響する諸因子,移植皮膚への神経支配の機転等々,多くの臨床的,実験的研究がなされているが,これらの中には,いまだ,統一的見解に達していないものもある.
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