臨床経験
化膿性骨髄炎・関節炎に対する閉鎖式局所持続洗浄療法について
川島 真人
1
,
鳥巣 岳彦
1
,
原 晃
1
,
加茂 洋志
1
,
岩淵 亮
1
,
河端 正也
2
,
加藤 文雄
2
,
黄登 亮
2
Mahito KAWASHIMA
1
,
Masaya KAWABATA
2
1九州労災病院整形外科
2虎の門病院整形外科
pp.750-755
発行日 1973年9月25日
Published Date 1973/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904885
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はじめに
化膿性骨髄炎および関節炎は,数々の抗生物質の登場した今日にあつても,再発をくりかえして整形外科領域の難治性疾患の一つに数えられる.特に最近交通事故の増加に伴い,開放骨折から骨髄炎を併発して頻回の手術治療にも抵抗して再燃する症例も増え,患者の社会復帰を遅らせている.
骨髄炎に対する治療法としては,従来種々の治療法が考案されてきたが,病巣掻爬排膿のみでは不十分であり再発することが多い.
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