増刊号 Common Disease 200の治療戦略
運動器疾患
化膿性関節炎
鳥巣 岳彦
1
1大分医科大学整形外科
pp.570-571
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904210
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疾患概念と病態
化膿性関節炎は発熱や急激な落痛で発生し,局所の腫脹,発赤,熱感が著明である.乳幼児では感冒,リウマチ性疾患と間違えやすいが,関節液の細菌培養で化膿菌が証明されれば診断は確定する.in vitroの実験で,黄色ブドウ球菌と白血球に関節軟骨が晒されると,24時間でproteoglycanの溶解が始まる.急性化膿性関節炎の治療は可及的速やかに行われねばならない.
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