臨床経験
切断指再接着の経験
生田 義和
1
,
渡 捷一
1
,
小山 鉱三
1
,
平松 恵一
1
,
平松 広夫
1
,
毛利 知満
1
,
吉村 理
1
,
中崎 哲郎
1
,
岡本 則昭
1
,
川西 大司
2
Yoshikazu IKUTA
1
1広島大学医学部整形外科学教室
2広島県厚生連尾道総合病院
pp.756-762
発行日 1973年9月25日
Published Date 1973/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904886
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はじめに
顕微鏡を使用してのmicrovascural anastomosisは1960年のJacobsonの報告以来,日々進歩をとげてきた.我々も1966年よりsmall vessel anastomosisの研究を続けてきた。
良く知られているように,微小血管縫合の方法には,手縫いによる方法と,接着剤による方法とがあり,我々はこのどちらの研究も行つてきた,最近では手縫いによる方法で,0.5〜1.0mmの血管でもほぼ100%に近い成功率を得ている.この成功率増大の大きな要因は顕微鏡や器具の改良,発展もさることながら,最も重要なことは非常にすぐれたatraumatic needleの開発であろう.
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