骨腫瘍カラーシリーズ—Secondary Bone Tumors
41.Neuroblastoma (metastatic)/42.Melanoma (metastatic)
骨腫瘍委員会
pp.455-458
発行日 1971年6月25日
Published Date 1971/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904551
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症例49:男,2歳5カ月.2歳1カ月頃家人が跛行に気づいている.2歳4カ月頃より左膝関節痛を訴え,某病院にて骨髄炎の疑いのもとに左大腿骨の試験切除を受けたが,神経芽細胞腫骨転移と言われ,当院を受診した.直ちに入院し諸検査の結果,尿中VMA値の上昇,骨髄穿刺により神経芽細胞腫の骨転移を思わせる細胞の検出,IVPにても右腎盂,尿管の形態異常が見出され,右副腎原発の神経芽細胞腫と診断された.Daunomycin,Endoxan等の投与で一時は症状の軽快をみたが,全経過1年で死亡した(国立がんセンター).
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