手術手技
踵骨骨折の手術的療法
桜井 修
1
,
稲松 登
2
Osamu SAKURAI
1
,
Noboru INAMATSU
2
1北兵庫整形外科センター
2兵庫県立加古川病院整形外科
pp.857-864
発行日 1970年11月25日
Published Date 1970/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904475
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踵骨骨折は,日常しばしば遭遇する骨折であるが,その治療法に関しては,現在でも諸家の意見が一致していない.
治療のむずかしい理由は,まず踵骨の解剖学的位置から,変形治癒や関節症を生じた場合,他の骨での機能的代償ができにくいこと,骨折の形が多種多様であり,ある場合には,解剖学的復原が困難であること,さらにレ線学的,解剖学的に良好な治癒が,必ずしも良好な機能的治癒に結びつかない症例の多いことなどが考えられる.
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