検査法
新生児および乳児の神経学的検査法とその整形外科的意義(2)—乳児神経学と乳児整形外科諸疾患との関連
村地 俊二
1
,
篠田 達明
2
,
沖 高司
3
Shunji MURACHI
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院
2愛知県心身障害者コロニー中央病院運動平衡機能科
3名古屋第1日赤病院整形外科
pp.865-872
発行日 1970年11月25日
Published Date 1970/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904476
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まえがき
新生児および乳児の臨床神経学に関する最近の知見は整形外科領域においても重要な役割りをはたすであろうと考えられるが,現在までのところ,乳児神経学を理解し,その知識を背景に診療にあたっているのは乳幼児の脳性まひやその他神経・筋疾患(neuromyopathies)をとりあつかう,一部の整形外科医にかぎられている実状といえよう.
著者らはいわゆる乳児脊柱側彎症について研究をすすめてきたが,この研究過程において,乳児の運動器疾患を解明するにあたつては,乳児神経学の知識をもつことが,いかに重要であるかを痛感させられたのである.
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