装具・器械
股関節強直者の生活動作改善のための2,3の補助器試作について
河路 渡
1
,
宮崎 通城
1
,
佐久間 功一
1
,
長谷川 愫
1
,
向後 博
1
,
祖父江 年婁人
1
Wataru KAWAJI
1
1新潟大学医学部整形外科教室
pp.974-979
発行日 1967年9月25日
Published Date 1967/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904298
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いとぐち
種々の股関節疾患のうち,私たちの教室では一定度以上病変の進行した股関節結核や,重症な変形性股関節症に対し,持続的な無痛の支持性を与え,日常の作業能力を増進させる関節固定術を有用な手術法の一つとして行なつてきた.昭和26年以来,上記疾患に対し股関節固定術の行なわれた症例は120例に達している.
今回,これらの患者の中,81名について術後の状態を直接検診またはアンケートにより調査し,さらに日常生活の種々の不便を改善するために便器その他2,3の補助装具を試作し,患者に試用しているので報告する.
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