Japanese
English
綜説
Eicher型股関節用人工骨頭の試作
A trial manufacture of the femoral head (Eicher's type)
平川 寬
1
Hiroshi HIRAKAWA
1
1慈恵医大整形外科
1Orthopedic Surg of JIKEI Medical College
pp.187-191
発行日 1955年3月20日
Published Date 1955/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201585
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
先年私はアクリル樹脂によるJudet型人工骨頭の作製法に就て述べた.
わが教室では現在の所人工骨頭は股関節結核の切除術を行つた後の骨欠損部の補填用として応用している.股関節結核では多くの場合大腿頸部まで骨が疎鬆になつていてJudet型のものでは支持力が弱いと思われる.人工骨頭の支持力を増強するに適当と思われるEicher型に改めた. Ei—cher型では大腿頸部から骨幹の骨髄腔にまで柄が挿入されるから支持力が大きくなると考えたのである.以下私の考案したEicher型の形態や作製法の実際に就て述べる.
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.