プラクティカル・メモ
頸損者の排尿補助弁の試作
加藤 祝也
1
,
大塚 みどり
2
,
山田 修
3
1独協医科大学病院
2国立塩原温泉病院
3協和義肢工業株式会社
pp.419
発行日 1985年6月15日
Published Date 1985/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103350
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はじめに
頸髄損傷四肢麻痺者(以下頸損と略す)の尿路管理として収尿器の管理自立が含まれる.収尿器の着脱に介助を要する者でさえ,尿排出の自立に伴って時間に制限されず移動範囲の拡大と介助量の軽減がみられる.これらは自立度を高める動機づけともなる.今回,これらの理由で頸損用排尿補助弁を試作したので紹介する.対象は頸損者C6Bであり,収尿器装着には箱根式三点ブージを使用し,時間はかかるが自立している.
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