臨床経験
慢性骨髄性白血病とfibrosarcomaの併発した1例
矢野 悟
1
,
高原 伸雄
1
Satoru YANO
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
pp.809-814
発行日 1969年10月25日
Published Date 1969/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904141
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われわれは慢性骨髄性白血病と左大腿軟部組織に発生したfibrosarcomaとの併発例を経験した.本症例は初め腫瘍の骨髄転移による類白血病様反応と考えられたが,骨髄細胞中に慢性骨髄性白血病に特有な異常染色体philadelphia-1が発見されたことから,いわゆる重複悪性腫瘍と考ええる症例であつたので,若干の考察を加えて報告する.
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