Japanese
English
特集 閉塞性黄疸の診療手順
閉塞性黄疸の画像診断
MRCPによる閉塞性黄疸の診断
Magnetic resononance cholangiopancreatography for diagnosing obstructive jaundice
杉山 政則
1
,
正木 忠彦
1
,
森 俊幸
1
,
跡見 裕
1
,
高原 太郎
2
,
蜂屋 順一
2
Masanori SUGIYAMA
1
1杏林大学医学部第1外科
2杏林大学医学部放射線科
キーワード:
MRCP
,
閉塞性黄疸
,
胆管閉塞
Keyword:
MRCP
,
閉塞性黄疸
,
胆管閉塞
pp.1037-1040
発行日 2001年8月20日
Published Date 2001/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904535
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MRCPは膵胆道系を明瞭にかつ非侵襲的に描出できる検査法である.ERCPのように検者に特別な技術を要さない.閉塞性黄疸例のMRCPでは胆管閉塞の部位・原因の診断が正確に行える.MRCPではERCPやPTCと異なり狭窄・閉塞部の遠位側の情報が得られる.またMRCPによる胆道の情報は胆道ドレナージ法の選択に有用である.黄疸症例で超音波検査により胆管拡張を認める場合は閉塞性黄疸を疑い,すぐにMRCPを施行する.閉塞性黄疸の診断目的のみのERCPやPTCはMRCPに置き換えられつつある.
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