臨床経験
Discography施行時の疼痛発現部位について
中川 俊
1
,
穴沢 進
1
,
市堰 英之
1
,
吉田 三夫
1
1日本医科大学整形外科
pp.979-983
発行日 1966年12月25日
Published Date 1966/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903851
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はじめに
Bonica1)によれば痛みは末梢性の痛み,中枢性の痛み及び心因性な痛みに三大別されるが,整形外科領域ては末梢性の痛みの中,持に深部痛覚及び連関痛が診断上屡々問題とされるのであるが,これら痛みの発現部位としては筋,腱,靱帯及び関節嚢等に代表される体性深部組織と共に,血管系,自律神経系も又問題とされる事は云うまでもない.従つてこれら痛みの研究はLewis2),Kellgren3),4),5),Pedersen6),Inman, Saunders7),Theobald8),Travell9)及び石田等10),11),12)により報告されているが,我々も腰痛患者のDiscography施行時の深部痛覚の発現部位,連関痛のそれについて検索を行つた.
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