臨床経験
胸腰椎におけるdiscographyの意義について
田島 健
1
,
山川 浩司
1
,
谷 良久
1
,
沢海 明人
1
,
倉持 英輔
2
Takeshi TAJIMA
1
1福島赤十字病院整形外科
2国立郡山病院整形外科
pp.877-882
発行日 1977年9月25日
Published Date 1977/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905589
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
1948年Lindblomがdiscographyについて発表して以来,わが国においても幾多の先人達によりその功罪が論じられてきたが,われわれは日常の診療を通じて,その評価について改めて考えることは意義のあることと考えた.
近年の各種補助診断法の進歩発展に伴い脊椎疾患に対する診断率および術後成績は向上しているが,検査法も多様化しその選択を如何に使い分けるべきかは議論の多い所である.われわれは数年来各種検査法を通じて手術所見と合せ検討してきたが,discographyは症例を選べばすぐれた補助診断法であると考えるに至つた.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.