Japanese
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器械
新しく開発されたvariable angleスクリューを備えた頚椎前方プレートシステム“Atlantis”の短期使用経験―その特徴と注意点
Preliminary Experience with the “Atlantis”, Newly Developed Anterior Cervical Plate System-Its Advantages and Pitfalls
新島 京
1
Kyo Niijima
1
1中津病院脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Nakatsu Hospital
キーワード:
anterior cervical plate
,
頚椎前方プレート
,
spinal instrumentation
,
脊椎インストゥルメンテーション
,
microsurgery
,
顕微鏡手術
Keyword:
anterior cervical plate
,
頚椎前方プレート
,
spinal instrumentation
,
脊椎インストゥルメンテーション
,
microsurgery
,
顕微鏡手術
pp.1017-1021
発行日 2001年9月25日
Published Date 2001/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903355
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抄録:頚椎前方固定用プレートシステムの次代機種として新たに開発されたAtlantisシステムを頚椎変性疾患の6症例に使用し好結果を得た.このシステムの特徴は,1)2種類のコンセプトの異なる(variableおよびfixed angle)スクリューを組み合わせて使用することによって3種類の固定性が選択できる,2)スクリュー形状に改良を加えて引き抜き強度を高めた,3)ロッキング方式がより確実かつ簡潔である,4)プレートホールディングピンをはじめとする器械類はマイクロサージャリーにおいても使いやすい,ことなどである.特性を熟知し適正に用いれば,Atlantisシステムは有用で,その適用範囲は広いが,安易にvariable angleスクリューに頼ると,本来の固定性が損なわれるので乱用は厳に慎むべきである.
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