Japanese
English
シンポジウム 脊柱側弯症に対する最近の手術療法
脊柱側弯症に対するChiba Spinal Systemの治療成績の検討
A Study on the Surgical Treatment of Scoliosis Using Chiba Spinal System
南 昌平
1
,
北原 宏
1
,
守屋 秀繁
1
,
中田 好則
1
,
高相 晶士
1
,
井上 雅俊
1
Shohei Minami
1
1千葉大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine, Chiba University
キーワード:
scoliosis
,
脊柱側弯症
,
spinal instrumentation
,
脊椎インストゥルメンテーション
,
Chiba spinal system
,
チバスパイナルシステム
Keyword:
scoliosis
,
脊柱側弯症
,
spinal instrumentation
,
脊椎インストゥルメンテーション
,
Chiba spinal system
,
チバスパイナルシステム
pp.127-135
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902095
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抄録:open hookを用いてmultiple hookを設置することにより,改良を加えたChiba Spinal System(CSS)あるいはParagon systemの治療成績を検討した.対象は術後1年以上経過した88例であり,側弯矯正率はstage手術群の16例では最終矯正率は50%,一期手術群の72例で47%,うち特発性の51例で49%であった.側面像ではstage群で術前42°が37°となり,一期手術群で7°の後弯増大を得た.CTによる頂椎回旋度では24%のderotation効果が認められ,モアレによるcosmesisの評価においても,客観的に改善が示された.また理想的な固定範囲を求めて,2方向同時X線撮影コンピュータ三次元形状解析システムを用いたCSSによる手術シミュレーションを行い,最も良い上位カーブ固定範囲最下位椎hook設置部位はstable vertebraeであることが示された.本法の臨床成績の検討にて,従来に比して成績が著しく向上し,有用であることが認められた.
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