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手術手技 私のくふう
胸椎椎間板ヘルニアに対するヘルニア摘出術―とくに顕微鏡下後方ヘルニア摘出術について
Microsurgical Posterior Discectomy for Thoracic Disc Herniation
大石 芳彰
1
,
馬場 逸志
1
,
住田 忠幸
1
,
真鍋 英喜
1
,
村上 健
1
Yoshiaki Ohishi
1
1広島市立安佐市民病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hiroshima City Asa Hospital
キーワード:
thoracic spine
,
胸椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
posterior approach
,
後方進入
Keyword:
thoracic spine
,
胸椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
posterior approach
,
後方進入
pp.287-293
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902938
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抄録:胸椎椎間板ヘルニアの手術的治療は前方法を選択するのが一般的であり安全性も高いと考えられている.一方,後方からの椎間板ヘルニア摘出術は神経損傷の危険性が高いといわれているが,後療法の簡略化や呼吸器合併症の回避などの利点が挙げられる.当科では顕微鏡下に後方から,症例によっては経硬膜的に脊髄および神経根を確認しヘルニアを摘出する手術法により良好な成績を得ている.後方からのヘルニア摘出に際しては,術前に病態をよく把握し,適切な手術方法を行い不用意な操作を避けること,術者および助手が顕微鏡下手術に習熟することが必要と思われる.
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