Japanese
English
臨床室
胸椎椎間板ヘルニアに対して後方進入胸椎椎体間固定術を行った1例
Posterior thoracic interbody fusion for thoracic disc herniation:report of a case
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
disc herniation
,
interbody fusion
,
thoracic spine
Keyword:
disc herniation
,
interbody fusion
,
thoracic spine
pp.865-869
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_865
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胸椎椎間板ヘルニアはまれな疾患であり,手術的治療を行う機会は少ない.過去の報告では,前方法,後方法などさまざまな術式での手術的治療の成績が報告されているが,後方法では成績不良例が多く,前方法は手術侵襲が大きく周術期合併症が多い.後方進入胸椎椎体間固定術(PTIF)での良好な手術成績の報告もあるが,その安全性には不安があった.われわれは,脊髄症状に神経根症を合併した胸椎椎間板ヘルニアに対して,はじめてPTIFを行った症例を経験した.胸椎椎間板ヘルニアに対するPTIFの適応と手術方法,その安全性を考察した.
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