Japanese
English
臨床経験
第2,3胸椎椎間板ヘルニアの1例
A Case Report of Thoracic Disc Herniation of Th2/3
川崎 慎二
1
,
多湖 教時
1
,
柴田 義守
1
,
西源 三郎
1
,
千田 博也
1
,
藤吉 文規
2
Shinji Kawasaki
1
1愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院整形外科
2大垣市民病院整形外科
1Orthopedic Surgery, Kainan Hospital
キーワード:
upper thoracic spine
,
上位胸椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
myelopathy
,
脊髄症
Keyword:
upper thoracic spine
,
上位胸椎
,
disc herniation
,
椎間板ヘルニア
,
myelopathy
,
脊髄症
pp.95-98
発行日 1997年1月25日
Published Date 1997/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908317
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抄録:上位胸椎椎間板ヘルニアは稀な疾患であり,その報告例は少ない.今回われわれは,第2,3胸椎(以下Th2/3)椎間板ヘルニアの1例を経験したので報告する.症例は28歳男性,背部痛に続き,両下肢のしびれ,排尿障害を主訴に当院を受診し,MRIにてTh2/3椎間板レベルに脊髄の圧迫病変を認めた.Gd造影MRIにて病変周辺の造影像が得られたこと,脊髄造影,CTMの結果により椎間板ヘルニアを疑い,胸骨部分縦割進入により脱出したヘルニア塊を摘出した.術後嗄声が3週間持続するも,術後半年にて知覚障害,筋力低下はなく,仕事に復帰し,良好な結果が得られた.
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