Japanese
English
論述
癌骨転移に対する針生検の有用性について
The Value of Percutaneous Needle Biopsy of Bone Metastasis of Cancer
森本 一男
1
,
赤松 俊浩
1
,
指方 輝正
2
Kazuo Morimoto
1
1兵庫県立成人病センター整形外科
2兵庫県立成人病センター病理部
1Department of Orthopaedic Surgery, Hyogo Medical Center for Adults
キーワード:
bone metastasis of cancer
,
癌骨転移
,
needle biopsy
,
針生検
Keyword:
bone metastasis of cancer
,
癌骨転移
,
needle biopsy
,
針生検
pp.1371-1374
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902584
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抄録:1989年より1997年までの9年間に兵庫県立成人病センター整形外科外来を受診した癌骨転移患者199症例中,診断確定や原発巣の検索のために組織検査を行った患者は48例であった.このうち38例にX線コントロール下で針生検を施行し,診断確定率,手技の問題点を検討した.
48例の組織検査のうち開創生検8例,細胞診2例,trephineによる針生検38例で,針生検の36例(94.7%)が癌転移と診断された.腎癌,甲状腺癌,肝癌,肺癌の一部は原発巣が組織診で推定された.合併症はなく,創も一時的に治癒し,早急に放射線照射された.
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