Japanese
English
論述
セメントレスステムを用いた人工股関節再置換術の成績
Clinical Results of Revision THA with Cementless Prostheses
名越 智
1
,
高田 潤一
1
,
長尾 正人
1
,
桑原 弘樹
1
,
小幡 浩之
1
,
久木田 隆
2
Satoshi Nagoya
1
1札幌医科大学整形外科
2くきた整形外科クリニック
1Department of Orthopaedic Surgery, Sapporo Medical University
キーワード:
revision total hip arthroplasty
,
人工股関節再置換術
,
cementless
,
セメントレス
,
loosening
,
ゆるみ
Keyword:
revision total hip arthroplasty
,
人工股関節再置換術
,
cementless
,
セメントレス
,
loosening
,
ゆるみ
pp.1357-1362
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902582
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抄録:人工股関節置換術後のゆるみに対する大腿骨遠位固定型のセメントレス再置換術の有用性を検討した.対象は20例,21股関節,男性6例(7股),女性14例(14股)である.再置換術後の経過観察期間は平均4年8ヵ月であった.
JOAスコアは術前平均50.5点(20~62点)が術後平均71.1点(52~90点)に改善した.21股中13股にbone ingrowthが得られ,unstableの症例はなかった.骨破壊が大腿骨骨髄腔の海綿骨のみでなく骨皮質にまで達していた17股関節のうち,骨皮質の部分的菲薄化が修復されたものは11股であった.また,皮質骨の部分的な欠損を有する7股のうち,修復されたものは5股であった.
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