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シンポジウム 人工股関節置換術の再手術における私の工夫
人工股関節再置換術の要点と工夫
Our Surgical Techniques in Revision Total Hip Arthroplasty
小林 千益
1
,
高岡 邦夫
1
Seneki Kobayashi
1
,
Kunio Takaoka
1
1信州大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Shinshu University School of Medicine
キーワード:
revision total hip arthroplasty
,
人工股関節再置換術
,
hip prosthesis
,
人工股関節
,
surgical techniques
,
手術手技
Keyword:
revision total hip arthroplasty
,
人工股関節再置換術
,
hip prosthesis
,
人工股関節
,
surgical techniques
,
手術手技
pp.181-187
発行日 1998年2月25日
Published Date 1998/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902370
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抄録:当科で行っている人工股関節再置換術の要点と工夫を述べる.感染の診断と予防には細心の注意を払っている.骨欠損の程度をアメリカ整形外科学会(AAOS)分類を用いて評価し,それに応じた再建方法を選択している.同種骨には,免疫学的および生物学的な問題があり,病気移しの危険性もあるため用いていない.骨移植には自家骨のみを用いているが,量的に限りがあるため,骨欠損の程度に応じて異なる治療法を選択している.臼蓋側では,骨欠損が少ない場合はセメントレスソケットで再建し,骨欠損が大きく,特に分節状の骨欠損がある場合はセメント固定のソケットを股臼補強リングとともに用いている.大腿骨側は,表面の広範囲に多孔性加工がなされたステムを用いて再建し,必要に応じてロングステムを使用している.
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