Japanese
English
シンポジウム 膝関節のUnicompartmental Arthroplasty
単顆置換術の合併症
Complications of Unicompartmental Arthroplasty
渡部 高士
1
,
有江 忠生
1
,
山下 太郎
1
Takashi Watanabe
1
1わたなべ歯科・整形外科病院
1Watanabes Dental・Orthopaedic Hospital
キーワード:
単顆置換術
,
unicompartmental arthroplasty
,
合併症
,
complication
,
再置換術
,
revision
Keyword:
単顆置換術
,
unicompartmental arthroplasty
,
合併症
,
complication
,
再置換術
,
revision
pp.285-296
発行日 1995年3月25日
Published Date 1995/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901583
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抄録:過去18年間変形性膝関節症に対し行ってきた単顆置換術は304関節であるが,そのうち38関節に術後の合併症のため再置換を要した.脛骨板の沈み,破損,ゆるみが24関節と最も多かった.再置換の方法は脛骨板交換16関節,TKA19関節HTO1関節,大腿骨側人工関節交換2関節であった.脛骨板破損は強度の問題であるが沈下は患者の体重,骨の強度,手術法,脛骨板の面積,術後経過年数,内反矯正の良否に影響された.10年以上経過例は71関節であるが再置換を受けた12例を含め53例が生存していてADLに支障はない.TKAの完成度は高いがUKAは未だ未完成であり,これからの研究によりさらに好成績が期待できる.
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