Japanese
English
論述
変形性関節症に対する片側型人工膝関節置換術の術後成績
Unicompartmental Arthroplasty for Osteoarthritis of the Knee
永芳 郁文
1,2
,
王 亨弘
1
,
小林 晶
1
,
徳永 純一
1
,
吉本 隆昌
1
,
福元 敬二郎
1
Ikufumi Nagayoshi
1,2
1福岡整形外科病院
2現:大分県厚生連鶴見病院
1Fukuoka Orthopaedie Hospital
キーワード:
片側関節形成術
,
unicompartmental arthroplasty
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
Keyword:
片側関節形成術
,
unicompartmental arthroplasty
,
変形性関節症
,
osteoarthritis
pp.1137-1144
発行日 1993年10月25日
Published Date 1993/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901218
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:変形性膝関節症(以下OA)に対する単顆関節置換術(以下UKA)の評価は未だ一定ではない.UKAの術後成績を調査し手術適応や問題点を検討した.
1978年3月より1991年12月までに施行されたUKAは67例73膝である.この中で1年以上経過観察し得た49例54膝を対象とした.性別は男性18例,女性49例,年齢は45歳から81歳,平均年齢70.1歳であり,部位別では内側57膝,外側13膝,内外側3膝であり,使用した人工関節はMarmor型37個,Oxford型及び渡部式各1個,PCA型34個である.経過観察期間は1年から13年であった.臨床評価としてJOA scoreを,X線学的評価としてFTA,下肢機能軸,脛骨component設置角,clear zone,健側のOA変化,術後脛骨側方偏位を調べた.
Marmor型ではI7膝にlooseningを生じ,2膝に再手術を行った.PCA型は現時点では良好な成績である.UKAは適応を選べば用いられて良い手術であると思われた.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.