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手術手技 私のくふう
ホワイトサイド(Ortholoc®)人工膝関節片側置換術の治療成績
Prognostic Examination of Whiteside (Ortholoc®) Unicompartmental Knee Arthroplasty
土田 敏典
1
,
北野 喜行
1
,
堀本 孝士
1
,
富田 喜久雄
1
,
赤丸 智之
1
,
片山 元
2
Toshinori Tsuchida
1
1市立砺波総合病院整形外科
2片山整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tonami General Hospital
キーワード:
knee joint
,
膝関節
,
prosthesis
,
人工関節
,
unicompartmental arthroplasty
,
片側関節形成術
Keyword:
knee joint
,
膝関節
,
prosthesis
,
人工関節
,
unicompartmental arthroplasty
,
片側関節形成術
pp.181-187
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908418
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抄録:ホワイトサイド(Ortholoc®)人工膝関節片側置換術の術後成績を調査した.対象は15症例16関節で,全例内側FT関節を置換し,術後観察期間は平均3年であった.
臨床成績は,JOA scoreで術前平均59.4点から術後平均90点へと改善した.X線学的には,FTAは術前平均182.9°から術後平均175.2°となり,α角,β角,γ角,δ角はそれぞれ術後平均94°,89.3°,89.1°,81.7°,TCDは2.0mm,LTCDは6.6mmであり,調査時も著変はなく,sinking等は認めなかった.外側FT関節・PF関節の関節症変化は2関節に術前grade-0から術後grade-1に変化したのみであった,
問題点として,UHMWPEの脱転を3例に認め,再置換術を行った.いずれの症例も術後3カ月以内に発症し,コンポーネント設置位置に問題があったため,正確な手術手技が必要であると認識した.
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