Japanese
English
特集 頸椎椎弓形成術の現在と今後
椎弓形成術の術後合併症とその対策
Postoperative Complications of Laminoplasty and Their Management
古矢 丈雄
1
,
牧 聡
1
,
沖松 翔
1
,
井上 嵩基
1
,
弓手 惇史
1
,
大鳥 精司
1
Takeo FURUYA
1
,
Satoshi MAKI
1
,
Sho OKIMATSU
1
,
Takaki INOUE
1
,
Atsushi YUNDE
1
,
Seiji OHTORI
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
1Department of Orthopaedic Surgery, Chiba University Graduate School of Medicine
キーワード:
椎弓形成術
,
laminoplasty
,
頸椎
,
cervical spine
,
合併症
,
complication
Keyword:
椎弓形成術
,
laminoplasty
,
頸椎
,
cervical spine
,
合併症
,
complication
pp.613-618
発行日 2022年3月4日
Published Date 2022/3/4
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201706
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はじめに
一般的な頸椎症性脊髄症や,骨化占拠率が低く前弯アライメントを示す頸椎後縦靭帯骨化症に対する椎弓形成術の治療成績は概ね良好である.しかし,ときに軸性疼痛,C5麻痺,術後後弯変形などの合併症を生じることがある.これまで合併症を予防するためにさまざまな工夫が行われてきた.本稿では,頸椎椎弓形成術の術後合併症とその対策について,筆頭筆者が策定委員として執筆を担当した頸椎症性脊髄症診療ガイドライン改訂第3版22)のBackground question「各種後方法の特徴と成績は明らかか」から椎弓形成術の合併症に関する事項を抜粋し,追補・概説する.
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