Japanese
English
臨床経験
胸椎椎間板ヘルニアに対する前方除圧固定術
Anterior Decompression and Fusion for Thoracic Disc Herniation
井戸 一博
1
,
清水 克時
1
,
中山 裕一郎
1
,
山室 隆夫
1
,
四方 實彦
2
Kazuhiro Ido
1
1京都大学医学部整形外科教室
2京都市立病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Medicine, Kyoto University
キーワード:
胸椎椎間板ヘルニア
,
thoracic disc herniation
,
前方除圧
,
anterior decompression
,
固定術
,
fusion
Keyword:
胸椎椎間板ヘルニア
,
thoracic disc herniation
,
前方除圧
,
anterior decompression
,
固定術
,
fusion
pp.202-204
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901569
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:1986(昭和61)年以降,胸椎椎間板ヘルニアに対して当科で施行された前方除圧固定術5例について検討した.全例共に,側臥位で開胸の後,椎体前面に到達し,顕微鏡下に除圧を行い,移植骨には切除した肋骨および腸骨を用いた.T11/12の1例のみZielke instrumentationによる内固定を追加した.術後,症状は改善し,骨癒合は良好であった.開胸に伴う肺合併症はなかったが,肋間神経由来の疼痛が出現した.本法は,前方における十分な除圧と骨移植による脊椎の安定性が得られるため,胸椎椎間板ヘルニアに対する有用な手術法である.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.