Japanese
English
臨床経験
脊椎疾患に対するtitanium Luque SSI法の検討―術後MRIに及ぼす影響
Titanium Luque SSI for Stabilization of Spine Disease : Clinical Result and Postoperative Magnetic Resonance Imaging
谷口 睦
1
,
円尾 宗司
1
,
大塚 誠治
1
,
別所 康生
1
,
松本 学
1
Mutsumi Taniguchi
1
1兵庫医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Hyogo College of Medicine
キーワード:
核磁気共鳴装置
,
MRI
,
チタン
,
titanium
,
脊椎固定
,
spinal fusion
Keyword:
核磁気共鳴装置
,
MRI
,
チタン
,
titanium
,
脊椎固定
,
spinal fusion
pp.93-96
発行日 1995年1月25日
Published Date 1995/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901551
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抄録:チタン合金製rodとwireを用いたLuque SSI法の手術症例を経験したので.その治療成績.術後MRI対応など検討した.対象症例は男5例,女16例で手術時年齢は23~78歳(平均53.2歳).原疾患は転移性脊椎腫瘍6例,RA頚椎病変5例,脊椎カリエス4例,その他6例であった.手術高位は後頭骨-頚胸椎8例,胸椎11例,腰椎2例であった.後頭骨-頚椎間には4mm径のloop型を,胸腰椎には5mm径のrectangular型rodを当科で独自に作成して使用した.術後経過観察期間は6カ月~2年8カ月であった.全例に骨癒合が得られ,rodおよびwireの折損,偽関節例はなかった.MRI撮像に際しての合併症もなく,術後MRI画像ではrodとwireがスライスに含まれる部位ではその質量に応じてartifactが著しく,その矢状断像および横断像での椎弓部,椎間関節部の読影は困難であったが,rodやwireと重ならない正中部矢状断像および横断像では椎体,椎間板,脊柱管内,脊髄の読影は十分可能であった.
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