Japanese
English
論述
脊髄髄内腫瘍のMRI所見―1.5テスラ超伝導装置を用いて
MRI Findings of Spinal Intramedullary Tumors: With a Superconductive 1.5T System
今村 博幸
1
,
岩崎 喜信
1
,
飛騨 一利
1
,
阿部 弘
1
,
井須 豊彦
2
,
秋野 実
3
,
斉藤 久寿
3
Hiroyuki Imamura
1
1北海道大学医学部脳神経外科教室
2釧路労災病院脳神経外科
3札幌麻生脳神神経外科
1Department of Neurological Surgery, Schoool of Medicine, Hokkaido University
キーワード:
脊髄髄内腫瘍
,
spinal intramedullary tumor
,
磁気共鳴画像
,
magnetic resonance imaging
,
Gd-DTPA
Keyword:
脊髄髄内腫瘍
,
spinal intramedullary tumor
,
磁気共鳴画像
,
magnetic resonance imaging
,
Gd-DTPA
pp.117-122
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901039
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抄録:1.5テスラ超伝導装置による脊髄髄内腫瘍のMRI所見について検討した.対象疾患は手術によって病理組織を確認した上衣腫3例,血管芽腫6例,星細胞腫3例である.上衣腫はTl強調像で脊髄と等信号を呈し,Gd-DTPAにより均一にエンハンスされる傾向にあった.また嚢胞を合併しやすく境界は比較的明瞭であった.血管芽腫はT1強調像で脊髄と等信号もしくは低信号であり合併する嚢胞との区別がつきにくいが,Gd-DTPAにより不整形にエンハンスされ,腫瘍内および腫瘍周囲の血管のflowvoidが低信号に強調される特徴的な所見が得られた.星細胞腫はT1強調像で脊髄と等信号でありGd-DTPAにより不均一にエンハンスされる傾向にあった.
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