Japanese
English
論述
腰椎椎間板ヘルニア術後MRIの経時的変化について
Changes of MR Imaging by Course of Time after Surgery for Lumbar Disc Herniation
松林 保智
1
,
数井 英雄
2
,
吉岡 利孝
2
,
横田 徹
2
,
野池 勝利
2
,
遠藤 昭彦
3
,
山内 裕雄
3
Yasutomo Matsubayashi
1
1順天堂大学病院整形外科
2最成病院整形外科
3順天堂浦安病院整形外科
1Departmen of Orthopaedic Surgery, Juntendo Medical University
キーワード:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
MRI
,
magnetic resonance imaging
,
臨床評価
,
clinical evaluation
Keyword:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
MRI
,
magnetic resonance imaging
,
臨床評価
,
clinical evaluation
pp.123-129
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901040
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抄録:腰椎椎間板ヘルニアの術前及び術後の評価として,MRIの有用性を認める報告は多いが,術後経時的にMRIを撮像し比較した報告はみられない。今回我々は,術前及び術後に経時的にMRIを撮像し特にその術後の経時的変化について検討したので報告する.腰椎椎間板ヘルニアに対し,LOVE法を施行した18例,18椎間を対象とし,撮像には東芝製MRT-50A(0.5Tesla)を用いた.術後1ヵ月のMRI像では,すべてに術中の侵襲ど思われる異常信号域が認められた.術後のMRIでは,経過を経ることに異常信号域は消退し硬膜管の除圧も認められ,臨床症状の改善度との一致がみられた.術後のMRIによる画像診断においては,経時的に撮像し臨床症状と比較,検討することによって診断的価値は向上し,臨床に応用していくことが有用と思われた.
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