Japanese
English
論述
腰部脊柱管拡大術の意義と価値
Significance of Expansive Laminoplasty for Lumbar Spinal Canal Stenosis
松井 寿夫
1
,
辻 陽雄
1
,
関戸 弘通
1
,
加藤 義治
1
,
平野 典和
1
,
牧山 尚也
1
Hisao Matsui
1
1富山医科薬科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Toyama Medical and Pharmaceutical University, School of Medicine
キーワード:
脊柱管拡大術
,
expansive laminoplasty
,
腰部脊柱管狭窄症
,
lumbar spinal canal stenosis
,
骨移植術
,
bone transplantation
Keyword:
脊柱管拡大術
,
expansive laminoplasty
,
腰部脊柱管狭窄症
,
lumbar spinal canal stenosis
,
骨移植術
,
bone transplantation
pp.127-132
発行日 1991年2月25日
Published Date 1991/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900280
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抄録:青壮年者および比較的活動性の高い腰部脊柱管狭窄症,すなわち脊柱管内靱帯骨化,発達性狭窄あるいは分節不安定性を伴う変性腰部脊柱管狭窄症に対し,医薬大式脊柱管拡大術を20例に施行し,うち1年以上7年,平均3年経過した10例の局所変化と成績を分析した.脊柱管はCTによっておおむね四角形に拡大され,拡大率は平均119%(1.9cm2)であった.日整会腰痛疾患治療判定基準では術前平均10.4点が術後平均24点,改善率は平均73%であった.長期的にも成績が維持され,いずれも望む高い活動性が約束された.本術式はinstrumentationを使うことなく,十分な除圧と制動ないしは固定が同時に得られ,脊柱管内操作も十分可能である優れた1つの方法と考えられた.
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