Japanese
English
論述
透析患者における末梢神経障害についての検討―特にβ2-microglobulinとの関係について
A Clinical Study of Peripheral Nerve Lesion in Hemodialysis Patients: with Special Reference to β2-Microglobulin
大森 祐宏
1
,
吉原 美恵子
1
,
佐藤 理
1
,
坂田 悍教
1
Masahiro Ohmori
1
1埼玉医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Saitama Medical School
キーワード:
血液透析
,
hemodialysis
,
末梢神経障害
,
peripheral nerve lesion
,
β2-ミクログロブリン
,
β2-microglobulin
Keyword:
血液透析
,
hemodialysis
,
末梢神経障害
,
peripheral nerve lesion
,
β2-ミクログロブリン
,
β2-microglobulin
pp.597-601
発行日 1990年5月25日
Published Date 1990/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900104
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抄録:長期透析患者の手根管症候群において,アミロイドとβ2-ミクログロブリン(以下β2-MGと略す)との関連が最近になり論議されてきている.アミロイド結節の生化学.免疫組織化学分析の結果,β2-MGと同定された点に着目し,今回,我々は血液透析患者・腹膜透析患者両者のβ2-MGの測定を行い,末梢神経障害との関連性を調べた.
血液透析患者・腹膜透析患者の計25例に対し正中・尺骨神経の運動神経伝導速度,及び知覚神経伝導速度の測定を行った.又,上記の患者に加えて,手根管症候群発生例4患者に対し血中β2-MGの測定を行い,比較検討した.
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