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特集 骨軟部組織感染症Update
壊死性軟部組織感染症の温故知新
History of Necrotizing Soft Tissue Infection Until 2021
安藤 恒平
1
Kohei ANDO
1
1産業医科大学救急医学講座
1Department of Emergency Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
歴史
,
history
,
壊死性軟部組織感染症
,
necrotizing soft tissue infection
,
NSTI
,
持続的局所抗菌薬灌流
,
continuous local antibiotic perfusion
,
CLAP
Keyword:
歴史
,
history
,
壊死性軟部組織感染症
,
necrotizing soft tissue infection
,
NSTI
,
持続的局所抗菌薬灌流
,
continuous local antibiotic perfusion
,
CLAP
pp.413-418
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202307
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2021年現在言われている壊死性軟部組織感染症(NSTI)は,古くから認知されており,ともすれば紀元前2,500年頃に作成されたヒエログリフの中に記述された48症例目なども含まれるかもしれない.20世紀初頭までは外傷性に由来することが多かったものの,昨今では疾患的に,または医療的に免疫抑制状態にある方々が多いこと,また,肝機能障害の方々を丁寧に治療・観察していく中で,本疾患を見出すようになってきている.本稿では,NSTIの歴史的な記述や,今に至るまでの先人の苦難と成功を紐解き,現在行われようとしているCLAP治療までの変遷を紹介する.
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