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Rinsho Seikei Geka Volume 57, Issue 4 （April 2022）

臨床整形外科 57巻4号（2022年4月発行）

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特集骨軟部組織感染症Update

“難治性”骨軟部組織感染症治療のパラダイムシフト—CLAP時代では感染症との戦い方はどう変わるか？ A Paradigm Shift in the Treatment of "Refractory" Bone and Soft Tissue Infections:How will the CLAP Era Change the Way We Fight Infections? 姫野大輔 ¹ Daisuke HIMENO ¹ ¹千葉県救急医療センター整形外科 ¹Department of Orthopedics, Chiba Emergency Medical Center キーワード：持続的局所抗菌薬灌流 , continuous local antibiotics perfusion , CLAP , 難治性骨軟部組織感染症 , refractory bone and soft tissue infection Keyword: 持続的局所抗菌薬灌流 , continuous local antibiotics perfusion , CLAP , 難治性骨軟部組織感染症 , refractory bone and soft tissue infection pp.389-395

発行日 2022年4月25日 Published Date 2022/4/25

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202304

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CLAP時代が到来し，これまで“難治性”とされてきた感染症の治療も大きく変わろうとしている．本稿ではまずこれまでの“難治性”の要因を掘り下げる．そして世界初のCLAP論文となった症例を交え，CLAPで“難治性”感染症治療をどのように必然的に治すことができるかを肌で感じていただく．治療の必然性に欠かせないキーワードは「“難治性”の要因を1つひとつ解決する」＋「細菌がいる範囲にCLAPを行う」である．本稿を熟読した翌朝にはどんよりとした感染症治療に明るい光が差す，そんなCLAP時代への旅に出かけたい．