誌上シンポジウム 整形外科を牽引する女性医師たち—男女共同参画
苦手を武器に—骨転移のマネジメントに奔走の日々
澤田 良子
1
Ryoko SAWADA
1
1東京大学大学院医学系研究科医学博士課程リハビリテーション医学分野
pp.465-468
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201358
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整形外科の中でも少々レアな転移性骨腫瘍,すなわち骨転移が私の専門である.骨転移というと,整形外科医の一般的なイメージとしては,骨軟部腫瘍と並んでかなり敬遠されがちな分野だと思うが,近年のがん患者の増加と予後の延長に伴い,整形外科介入の必要性が叫ばれている,比較的新しい分野と認識している.私は,2012年の骨転移キャンサーボード開設時からのコアメンバーで,それから6年以上院内の骨転移診療に携わっている立場として,実臨床における女性医師の実態を報告する.あまり学術的な話ではない点についてはご容赦いただきたい.
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