誌上シンポジウム 整形外科を牽引する女性医師たち—男女共同参画
ママでも脊椎外科医
鈴木 希央
1
Kio SUZUKI
1
1藤枝市立総合病院整形外科
pp.469-472
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201359
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2016年の厚生労働省による調査1)では,整形外科に占める女性医師の割合は4.8%と低い.さらに2017年に日本整形外科学会が女性会員を対象に実施したアンケート2)によると,サブスペシャリティとして脊椎外科を専門にしていると回答した女性医師は50余名である.この数字は,絶対数でみれば小児整形外科と回答した女性医師数(約60名)とほぼ同等であるが,小児整形外科学会と脊椎脊髄病学会の会員数(それぞれ約1,200名と約3,800名)を分母とした割合で比較すると,約5%と1.3%となり,脊椎外科医における女性医師はマイノリティ中のマイノリティといえるのかも知れない.
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