特集 腫瘍
6.転移がんのマネジメント①—脳転移,肝転移,肺転移,骨転移例に遭遇したら
吉井 由美
1
Yumi YOSHII
1
1奈良県立医科大学附属病院 腫瘍センター
pp.639-648
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900112
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がん診療では,さまざまな臓器への遠隔転移はよく経験する。遠隔転移を認める場合は,基本的にStageⅣとなるが,原発巣や転移巣,患者の年齢や全身状態,症状によって同じStageⅣでも治療方針は大きく異なり,治療目標も根治から生存期間の延長,また症状緩和まで多岐にわたる。
本稿では,遭遇する頻度の高い脳転移,肝転移,肺転移,骨転移に焦点を当て,主に治療の適応と種類について解説する。
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